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防音ボードをDIYして窓の防音対策を自作で頑張ってみました!
窓にはめ込むタイプの防音ボードですので、賃貸もOKですし、一般的な窓であれば大体は対応出来る仕上がりになったと思います。
自作DIYで作った防音ボードの完成品はこちらです
換気の際など、移動は簡単に出来る様に二枚のボードにして、はめ込み式にしました。
作業時間は2時間程でした。
DIYで作った防音ボードを実際に窓にはめ込んでみました!
ちなみにこの窓枠のサイズは、高さ1160mm、幅1690mm になります。
自作の防音ボードの効果は?
- 見た目のクオリティは一旦置いておいても、防音の効果は絶大でした。
- 窓と部屋の間に、分厚い壁が出来たようなイメージで、外からの音がしっかり遮断されました。
- 防音ボードの内側は吸音なので、ボードの近くで話すとカラオケの部屋に似たような感覚になりました。
- 試しに室内から音量を上げて音楽を流してみても、外にはほとんど漏れていませんでした。かすかに聞こえる分は、こもった感じの音に変わっていました。
- 私は楽器類を持っていないので検証出来ませんが、音漏れ対策を考えている方でも十分なスペックに仕上がったと思います。
ご興味を持っていただけたようでしたら、詳しい作り方をご紹介していますので、このまま読み進めていただけると幸いです。
目の前が公園なので窓の防音対策はしないとうるさいです
こちらの窓が公園と面していて、公園の賑やかさを直接感じる為、家にいる時はストレスと隣り合わせの日々を送っていました。
逆も然りです。公園側とはいえ外の音が入ってくるという事は、家の中から外への音漏れも同様にするので、配慮が不可欠な暮らしとなっていました。
防音対策を色々と調べているうちに、オーダーメイドで窓にはめるタイプの防音ボードを製作していただけるサイトを見つけましたが、この窓の大きさでオーダーメイドすると値段が高い…。
という事で、自分で作ってみようと思い、DIYを決心しました。
ピアリビングさんでは窓用ワンタッチ防音ボードという商品が売られています
オーダーの際の価格は22,000円〜247,500円となっているようです。
今回の窓にあったサイズでオーダーすると75,900円掛かってしまいます。
出来ているものをすぐに手に入れたいという方や、自作するのが面倒くさいという方は、メジャーでサイズを測ってからピアリビングでのご購入をおすすめします。
窓の大きさがあまり大きくないようでしたら一番安いもので、22,000円で購入出来るので、検討の価値はありますね。
ご購入はこちらから出来ます↓
防音ボードを自作DIYで1から作った場合の費用は?
遮音シート (サンダム) 6,820円
ビニルテープ (ニトムズ) 533円
合計 20,993円
約2万円で作る事が出来たので、ピアリビングさんでオーダーするより、かなり安く済ます事が出来ました。
※私が購入した時の価格を記載していますので、値上げ等の影響で現在は上記価格ではご購入出来ない場合がありますので、参考価格としてご覧下さい。
窓の防音の仕組みは?
調べてみると分かった事なんですが、防音には遮音と吸音があるらしくて、どちらかだけではあまり効果が得られないようです。
- 遮音で音を遮ります。
- 吸音で外からの音と中からの音を吸収します。
ですので、自作する際に気を付けないといけないのが、その順番です。
この順番で作成していかないと防音の効果が発揮出来ないようです。
防音ボードをDIYする為に今回購入して使ったものは以下3点になります
ウレタン防音パネル (カームフレックス)
裏は両面テープが貼られています。
8枚でワンセットでしたが、今回の窓にはピッタリ8枚で賄えるのでワンセットの購入です。
最初は臭いますが、数日で消えました。
2センチと4センチで選べましたが、分厚い方が吸音効果が高いと思ったので4センチを購入しました。値段は薄い方が安かったです。
防音シート (サンダム)
今回は一本まるごと購入しましたが、メーター売りもしていますので。ここで予算を抑えることが出来ます。
シートを重ねて使用する際は15センチ以上重ねないと効果が無いらしいので、重ねてからビニルテープを使い付けました。不織布の面にはテープ類は付かないので逆の黒い面に使いました。
裏表は存在しないようで、どちらの面にしようが効果に変化ないとの事でした。
ビニルテープ (ニトムズ)
今回の作業ではビニルテープが最適になります。
幅が広いタイプがオススメです。
この他に使ったもの
カッター
ハサミ
ダンボール
それでは作業を開始していきます。
作業スペースが狭いと、各工程がスムーズに進まないかもしれませんので、広めの部屋で作業するといいかもしれません。
1. 吸音パネルをカットします。
吸音材は柔らかいので、窓枠より少し大きめに切ると隙間が出来ずにピッタリはまります。
吸音パネルはカッターで簡単に切れるので、白のマジックでガイドを引いてから必要な分だけカットしました。
カッターは垂直に入れて上下すると綺麗に切れます。
こちらの画像は仮置きしている状態です。
2. 吸音パネル同士をビニルテープでくっ付けて一枚にします。
3. 遮音シートをカットします。
先ほど一枚にした吸音パネルより大きめのサイズで切ります。
カッターで切ってもいいですが、ハサミで簡単に切れました。
4.組み立てていきます。
このままではフニャフニャで自立出来ないので、何かしらの支えが必要になります。
今回はコストを抑えるために不要な段ボールを使用しました。
今回は外の音を中に入れないというのをメインで作成したので、段ボールでも問題ありませんでした。
中からの音を外に出さない場合は、有孔ボードで吸音材への吸音効果を高めた方が、より防音効果は上がります。音楽室の壁のイメージですね。
下のショップで購入すると、無料でカットしていただけるサービスがあるのでとても助かりますね。
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あとは遮音シートを折り畳むだけですが、そのまま折り込んでしまうとサイズが大きくなってしまい、窓に入らなくなってしまうので、角はこのようにカットしました。
そして包み込むようにビニルテープで止めました。
こちらの面が部屋側になり、見栄えが良くないのでビニルテープを貼りました。
完成です。
出来上がった防音ボードをはめ込んで終わりです。
ピアノの防音対策で窓に防音ボードを設置するのもおすすめです
普段から楽器を弾かれたり、ご自宅で作業をされる場合、ご近所への配慮が必要不可欠となってくると思うので、自作で作るとなると手間は掛かりますが、既製品を購入するよりコストカットにはなりますね。
窓の防音対策はリモートワークの方にもおすすめです
ご時世的に、自宅で仕事をする方も多くなっていると思いますが、窓側に仕事スペースを設けている方にとって外の音は集中を妨げる原因になりますよね。
最後に
防音対策でとは言え、窓を埋めるとなると思い付きでやってみようというレベルのDIYでは無いので、確実に対策したい場合はオーダメイドの防音ボードを購入するのがよろしいかと思います。
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今回の部屋の場合は、自作したボードで効果を感じましたが、部屋の構造や環境によってはあまり効果を感じられない事もあり得ますので、ご参考にされる際はその点をご了承下さい。何か問題がありましても責任は取れませんので自己責任でお願い致します。
分からない事や気になる事がありましたら、下のコメント欄やこちらのお問い合わせからご質問いただけますと分かる範囲でお答えさせていただきますので、よろしければご活用下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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